セキスイハウスA型



建築知識ビルダーズ2021年4月号にセキスイハウスA型の特集記事が掲載されています。


積水ハウス在籍時にはあまり気にしていなかったのですが、会社外からの視点として「プレファブリケーション」いわゆる工業化ということを考えると非常に興味深いものがあります。


工務店が大工をはじめとした職人の手仕事の精度や腕良のさをはじめとした、手づくりという価値を住宅というかたちに昇華させるために努力するのに対して、工業化住宅は職人の手仕事による腕や技術に頼らずに、誰が施工しても品質の高い住宅を供給できる住宅を目指したところがスタートとなっています。


今となっては商品化が確立され、社内設計の間では、いかに工業化住宅から脱却し意匠性も高い一般建築に近づけるかの模索が続く中で、工業化住宅の産声となるセキスイハウスA型が今も現存すること自体が稀なのですが、記事を読む限り、構造含めた維持管理などの性能などもほぼ問題なく運用できるレベルにあることは本当に奇跡的だと感動しました。

同時にこういった量産化される商品のプロトタイプというものは、いつも挑戦と試行錯誤の苦闘の末の力作であることが見受けられ、技術的に高いレベルを目指しながらデザインを調整した美しいかたちだとも感じました。


常にプロトタイプを生み出す努力を続けながら、使いやすく量産化し得る普遍的な住宅を提供できるように素力を続けないといけない、と改めて感じる記事でした。

おまけですが、SUUMOさんに取材いただき、

■木造一戸建と鉄骨一戸建の違いとメリット・デメリットは?どんなハウスメーカーがある?

https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/mokuzou_or_tekkotsu/

という記事になりました。

自分が積水ハウスを退社してもう9年、ちょっと情報が古いかもしれないと危惧していますので、記事内容が違っていたり気づく点がございましたらご指摘いただけるとありがたく思います。