先週午前中の施主打ち合わせ後、千駄ヶ谷で日本建築家協会の集まりにちょっと参加し新国立の進捗などもチェックしてきました。その後神田でシド・ミード展を見て恵比寿の大光電機商品発表会へ、最後は積水ハウス時代のの宇都宮の尊敬できる先輩方と合流しちょっとお酒をいただき帰宅しました。
1日で沢山の人に会うことは本当に刺激になります。もともと人見知りであまり外向きではないのですが、仕事柄普段あまりにも他人に会うことがないので、久々に会う人と話すとどんどん喋ってしまう状態になり、精神的にちょっと潤います。
本当は建築に携わる立場としてはコルビュジエ展に行くべきなのでしょうが、どうしてもシド・ミードを見たく行きました。結果は想像以上に素晴らしかったです。CADを使ったかのような絵の全てはおそらく全てフリーハンドで、ロットリングペンのような精密な縁取りと線の美しさが圧倒的、白色の曲面のスリットからメカニカルな内部詳細が漏れるディテールは本当に息をのむようで感動しました。ちょっと色々考えさせられる部分や自分の仕事へのフィードバックができそうな感じもしたので、またこれをモチベーションに頑張ろうと思います。
しかし、シド・ミードという人はどれくらい先を見通せる人なんだろう、随分昔に描いたものが今見ても近未来的だし、どの時代でも十分に通用する美しさを保っているのが本当に驚異的、デザインするだけではなくそれを紙の上に表現し、その1枚で何の説明もなく心が踊るのは力量として本当にすごいとひたすらため息を漏らす1日でした。
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