zubenelgenubiがNICHIHA SIDING AWARD 2019にて入賞を受賞しました。
一昨年にもこのコンペに応募受賞したので、相性が良いコンペなのかもしれません。私自身が元々ハウスメーカー出身で、工業化デザインに親しんでいたことから、設計事務所でありながら製品を用いることに比較的抵抗が少なく、逆に製品としての精度や質や保証などのメリットを施主側に理解してもらいながら使うことが多いのですが、難波和彦先生などに審査いただき、講評をいただけることは毎回とても励みになります。
この建物はいわゆるコートハウスで、2階リビング、ビルトインガレージなどを含んだ外に対しては閉じたデザインとなっています。街に閉じた形は圧迫感を与えがちなので、街側に緑を配置したり、ガレージシャッターや目隠し用のフェンスは木を用いたりして人の目線では柔らかい印象が与えられるように配慮しています。
以下審査員評も掲載させていただきます。
センターコートで閉じた箱型建物は、街に面を対峙させてしまう。それが大きな面であるほど無味乾燥なモノになってしまうことが多い。この住宅はそうした大きな面を集積する線の図像に置き換え、圧迫感のない軽妙感を得ている。それは内装にまで徹底して流れており、サイディングの場面拡充のヒントとして評価したい。
とのことで本当に有難い限りです、引き続き地道に頑張りたいと思います。
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