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aldebaran

​総2階でコートハウス、

間取りの外周が全て見渡せる間取りを考える

2010年

栃木県宇都宮市

​住宅

設計

長澤徹(積水ハウス株式会社)

工事監理・施工

積水ハウス株式会社

植栽

積水ハウス株式会社

撮影

長澤徹

郊外の住宅地での計画です。

技術系であるご主人と、打ち合わせのムードメーカーでもある奥様と仲良し姉妹のための住宅です。施主であるご夫婦とは何度も打ち合わせを重ね、価値観を共有できた計画でした。

施主からの要望は大きく3つでした。

①外部からの視線をある程度気にせずにオープンな暮らしができること。

②室内が広々と感じられるようにすること。

③外観は普通であること。

打ち合わせの要望を改めて見直してみると、いろいろ細かい内容があったはずなのですが、最終的に非常に単純な形状となりました。囲われた庭を作り床を広げ、屋内の機能的な部分を中心に集約することで、家の最外周部の壁面が見渡せる様に間取りを構成しました。キッチンに壁面の壁が屋外へ視線を誘導するように仕掛けを作っています。

2階の子供部屋の入り口は、奥様のちょっとした一言から始まって、結局その案が採用となりました。3つの開口はベンチや窓や入り口や、姉妹間ではときにお店のカウンターになったりしています。最終的には2つの扉がついて開け閉めすることになるかもしれませんし、まるい開口にはぬいぐるみがお尻から詰められているかもしれません。

プレファブリケーションの材料を用いて、プレハブ住宅として最も単純な形状を目指しながら、実は内部空間に本質があふれている、そういうギャップを楽しんでもらえることを必死に取り組んだ住宅です。

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