arkab prior
高い天井のリビングから各所に繋がる、箱と片流れの住宅
2020年
岐阜県各務原市
住宅
設計・工事監理
ポーラスターデザイン 一級建築士事務所・長澤徹
施工
なかむら工務店株式会社・篠原奈津実
照明
大光電機株式会社・高木英敏・石田未央
植栽
装景NOLA・長谷川隆明
撮影
藤本一貴
岐阜県での計画となります。
施主は当初設計事務所を比較できるサイトにて、理想の照明計画と植栽計画の写真を掲載されており、その照明と植栽の担当は共に私が普段一緒に仕事しているパートナーであったので、「照明と植栽を紹介しましょうか?」とアクセスしたのがきっかけでした。
「当初は「近くで探したほうが良いと思いますよ」と伝えたのですが、「どのように設計事務所を選べば良いのかもわからないし、実例イメージも近いので、遠方ですが打合せを工夫しながら手伝ってもらえますか」とのことで、結局土地から一緒に探すところからスタート。オンラインにも明るい施主で、半分オンライン、半分対面で打合せを進め、金額を比較して理解して工務店を頼みたいと、地元の工務店に三社競合にて工事を検討しました。土地勘がなく、腕の確かな工務店を選ぶためにも、けっこう調べて声をかけながら工務店も決定したのを覚えています。
植栽は栃木県の装景NOLAの長谷川さん、照明は大光電機の高木さん、という普段の私の物件と同じパートナーを提案し、施主のイメージに近付くように努力しました。遠方なのでメンテナンスや使い方のアドバイスが頻繁にできないことを考慮し、できるだけメンテナンスが少なくすむように、複雑で特殊なことはしないように努めました。
家の中にルーバーを用い、上下に風が通ることで重力換気が効果的に行えるように検討した間取りです。吹き抜けからリビングに光と風が通り抜けるようにしており。平面的なプランの印象よりも明るく風通しの良いかたちになっています。