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kirinoya

展示ブース

​予算ほぼゼロでブース設計を考える。

2007年

マロニエプラザ

​展示ブース設計

設計・監理

長澤徹(積水ハウス株式会社)

施工

桐野屋・長澤徹(積水ハウス株式会社)

撮影

​長澤徹

企業のイベントにて家具雑貨のお店に協力いただき、ブース出展をお願いすることになりました。

私は企業内設計として、出展の交渉と出店ブースの設計及び家具備品レイアウトを行ったのですが、予算の関係上ブース設計に予算を割くことは難しく、スズメの涙ほどの金額でお店に協力をお願いすることに。

ナチュラルな北欧テイストで地域に根ざしたとても雰囲気のよいお店で、僕自身も愛用しています。

ショップのスタッフの方も家具の扱いやメンテナンスまで含めて本当に熟知していて、愛情を持ってものを販売されているのが本当に良く分かる家具屋さんです。

このお店はもともとは桐たんすを販売からスタートしたそうですが、今では桐たんすの他に、北欧の家具、インテリア小物の販売を主に行い、古くなった桐たんすの修理も行ってくれます。

今回のブースでは、出展のために物品の移動に段ボール箱を利用することに対しては必要経費となることに着目し、そのまま箱をパーティションとしてレイアウトできる様に個数調整し、ブースデザインとしました。そのまま利用完了した箱はお店に引き取っていただき、撤収時及び店舗での物販時にさらに利用してもらい廃棄物がでない簡単な取組としました。

また展示スペースは天井が非常に高く家具の設置イメージである室内には程遠いので、フレームと布で天井のパーティションを作成し、屋内空間としての仕切りを創作しています。

家具と物品が主役の空間設計で段ボールは背景となり、行き帰りの主役輸送の入れ物となり、白い段ボールながら見事に黒子を演じきりました。

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